担当者より

ドライヤーキルン、シールリング部分の更新・製作依頼です。

高温での環境となりますので、耐熱塗装を施しています。

下地処理となるブラスト処理につきましては、先日ものづくり補助金の助成を受けて設置した

移動式テント倉庫とブラストの設備が整いましたので、この度から社内にて対応する事が可能となりました。

テスト的な段階でもありましたので、防塵対策や飛散に対して危惧する面もありましたが

結果として予測以上に粉塵を抑える事と、設備として十分な処理能力を確認する事が出来ました。

従来のブラスト設備と比べて窯番（いわゆる補助作業員）の必要が無く、単独作業が可能となる事や

作業員の負担も少なく小回りが利く事が大きなメリットであると感じます。

半面、処理スピードとしては粉塵量の削減に比例して落ちる為、作業時間としての増加はやむを得ない所であり

工期に関しては天候も含め、長めに確保する事が必要となりそうです。

除錆度＝sa2,1/2

小口やステンレス部分との見切り（打ち分け）も綺麗に仕上がっております。

メディアの回収、産廃処理に対しては設備の見直しや協力業者さんに新たなご提案等もいただいておりますので

コスト削減に向けてより良い対処が出来る様、これからも検討していきたいと思います。

３Dモデリングでの仮想組立姿です。

事前に構造体の干渉や部品の因数チェックを行い、隠れた不安要素を取り除く事が出来たと感じます。

緊急事態宣言の最中ではありましたが、無事契約期日通りに出荷する事が出来ました。

またの依頼をお待ちしております。